事業再構築補助金は採択より採択後の交付申請や事業実施後の事業実施報告のほうが実は大変

事業再構築補助金に関しては多くの事業者が申請を認定支援機関などにお願いしていることが多いと思います。その申請にかかる費用に関しては、下記のリンクにあるように、あまりに高額な成功報酬が一部問題になっています。

事業再構築補助金の申請に高い成功報酬 「相当不謹慎」と中小企業庁が批判

この点に関しては、事業再構築補助金事務局より2021年8月に第1回の申請における報酬の調査結果が公表されています。

事業再構築補助金(第1回公募)認定経営革新等支援機関の報酬

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/ninteishienkikan_hoshujokyo.pdf

ここで一つ注意しておきたいのが、このような大規模な補助金の獲得を目指している事業者の多くが、採択ばかりに目がいってしまい、採択後の大変さにあまり気づいていない点です。

私の経験では、採択されるよりも

採択後の「交付申請(採択後に正式に書面を再度そろえて補助金に申し込む作業)」

そして

事業実施後の「実施報告書」(必要な経費明細などを揃えて、事業実施結果を報告する作業)」

のほうがはるかに大変だということです。(おそらく実施報告書はこのような申請の経験がない事業者にはとても手に負えないレベルだと思います、よっぽど緻密で優秀な経理さんがいれば別ですが。。。)

参考リンクページ数(主なもの)
公募要領
(申請時に参照する手引き)
41ページ
交付申請
(採択後に正式申請する手引き)
134ぺ―ジ
内訳 補助事業の手引き 65ページ
   交付規定     69ページ
実施報告書まだ公開されていない

採択の部分だけを支援するコンサルに申請をお願いしている場合には、この点を特に注意が必要です。もしお願いするとすれば、

申請+採択後の交付申請+事業実施後の「実施報告書作成」

まで3つセットでお願いできる支援者にお願いしてください。さすがに補助金額も大きいだけに、会計処理もとても厳しくなっていることが予想されます。(この点は国民からの税金を使って事業を推進するという点で当然ですね。ものづくり補助金などでも同じです。)

ぜひ、しっかりと最後までお願いできる支援者を探してお願いしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました